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2023/06/17
飲む日焼け止めだけの使用であれば、肌は黒く日焼けします。
広告されているような『塗る日焼け止めの代わり』、『塗る日焼け止めを超える』、飲む日焼け止め成分にこれだけの効果はありません。
有名な飲む日焼け止め成分で、黒くなること(日焼け)を抑制する効果は研究で実証されており、論文になっています。嘘や信頼性の無い論文もたくさんありますが、フェーンブロックやニュートロックスサンの黒くなることを抑制する効果は本当だと私は考えています。ただし、数字のマジックがあります。
上記が研究結果で、これを引用している製品を見ることがあります。
1ヶ月飲んで20%UP3ヶ月飲むと50%UP
これって凄そうに見えますよね。完全に数字のマジックです。
日焼け止めの指標としてよく使われるSPFで考えます。
何も塗らない状態がSPF1
1ヶ月飲んで20%upするとSPF1.2
3ヶ月飲んで50%UPするとSPF1.5
20%や50%アップすると言われると凄そうに見えるのですが、SPFに換算すると全く役に立たないレベルです。たしかに肌が黒くなりにくい効果は科学的にあると考えられます。しかし、科学的に効果があっても、日常の使用に良いものかは別の話なんです。
ここまで読んでいただいた方のほぼ全員が飲む日焼け止めは無意味だと思っているでしょう。しかし、わたしは焼けたくないので飲んでいます。なぜなら、黒くなることを防止する効果、SPFは大したことなく意味ないレベルですが、飲む日焼け止めの役割はそこじゃないんです。
日焼けをすると炎症が起こり活性酸素がたくさん作られてしまいます。活性酸素は肌のコラーゲンやDNAを破壊する悪者です。活性酸素が様々な病気を引き起こすきっかけになるとも言われています。
飲む日焼け止めに抗酸化作用はありますが、塗る日焼け止めにはありません。
飲む日焼け止めの注目するところは抗酸化作用なんです。活性酸素を抑えたり除去して肌を守ってくれるのです。最近では糖化もくすみ・しみに関係していることがわかり、糖化対策を付加した飲む日焼け止めも出ています。
ほとんどの方は日焼け=肌が黒くなると考えられているでしょう。しかし、日焼けするということは肌が黒くなるだけではありません。日焼けによって肌に炎症が起きたり、活性酸素が発生したり、肌が黒くなること以外のいろいろな悪影響が起こります。簡単にいうと肌が痛みます。肌が痛むと皮膚のバリア機能が低下し、全身の免疫力低下などさまざまなトラブルを招くきっかけになります。
飲む日焼け止めは活性酸素を抑え、炎症を早く鎮めることで肌のコラーゲンやDNAを守り肌を修復・回復してくれます。修復・回復ができないと、しみ・くすみ、しわなどの『光老化』が深刻になってしまいます。日焼けすると疲れませんか?日焼けで肌も毎日疲れています。しっかり栄養成分を体の内側から届けて労ってあげる。紫外線は肌の内部も破壊するので、外側からは美容液を浸透させて、肌の内側は飲む日焼け止めで守ってあげたいです。
というように考えてもらっていいと思います。
消費者が誤解するような名前がダメなだけなのです。目的・効果が違うということを理解した上で使用するには十分有用なのです。
ルネッサン美容外科医院ではヘリオケアとソルプロプリュスホワイトを取り扱っています。
定番のヘリオケア(Heliocare)
かぜ薬「改源」でおなじみのカイゲンファーマーがつくる“飲む日焼け対策”
ソルプロプリュスホワイト
私は安心のMADE IN JAPAN製品ソルプロプリュス推しです。海外製品はカプセルが大きくて飲みにくいんです。
わたしが推してるからなのか、うちのスタッフはみんなソルプロプリュスに乗り換えました。
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