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2023/05/8
5月になると汗ばむ陽気、夏日になる日も出てきます。
そこで気になるのは紫外線。日焼け止めを念入りに塗る人が増えてきます。
今回は日焼け止めの”ケミカル” と”ノンケミカル”のおはなし
本来、ケミカルとは化学物質・薬品の意味で、ノンケミカルは化学物質を含まないものという意味です。日焼け止めで使われる場合、紫外線吸収剤が含まれているものをケミカル、紫外線吸収剤が含まれない紫外線散乱剤のみの日焼け止めをノンケミカルと表現されているようです。
と覚えていただいてokです。
ケミカル=紫外線”吸収剤”
紫外線を吸収して日焼けを防ぎます。紫外線に対する防御力が高く、白浮きしにくいので使いやすいものが多いです。落ちにくく、水や石鹸では落としきれないため、強めのクレンジングが必要になります。ノンケミカルに比べると肌への負担が大きいです。
ノンケミカル=紫外線”散乱剤”
紫外線を反射させて日焼けを防ぎます。肌への刺激が少なく、水や石鹸で簡単に落とすことができるものが多いです。しかし、白浮きや乾燥、メイクと相性が悪いものも多く、使いが手が悪い。汗や水で落ちやすい。紫外線吸収剤に比べて日焼けに対する防御力が弱いです。
肌に負担がかかるからケミカルはだめ、ノンケミカルがいい!と考える方もいらっしゃいますが、わたしはそう思いません。
ノンケミカルはかなり落ちやすいです。あまり汗をかかない人もいる、といってもかならず汗はでているため流れ落ちます。また、ノンケミカルは元々の性質上ケミカルより日焼けに対する防御力は弱いので長時間日差しが強い場面には向いてないです。
ケミカルは肌への刺激が大きいかもしれませんが、紫外線の刺激の方が圧倒的に強いです。紫外線は皮膚がんの原因となるほどの刺激を持っていますが、日焼け止めは皮膚がんの原因にはなりません。さらに、紫外線の老化作用もかなり強いです。肌への負担を第一に考えてノンケミカルをつかっても、しっかり紫外線を防御できなければ本末転倒。企業努力によって良い製品はたくさん作られていますが、それでも性質上ノンケミカルは落ちやすいものなのです。
肌への負担を考えてケミカルを使っているけど、しっかり紫外線防御できてないため、紫外線ダメージが蓄積されている、そういう残念な方、少なくありません。
日焼け止めの目的は紫外線を防御すること。環境や場面に応じて使い分けて、肌の負担を減らしながらしっかり紫外線防御することが重要です。
ノンケミカルが良い悪いではありません。
自分の環境や肌に合わせて使い分け、しっかりと紫外線を防御することが必要なのです。
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