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2023/05/23
皮膚に紫外線があたると、紫外線の直接的障害で肌が黒くなってしまいます。
近年、目から入った紫外線で間接的に肌が黒くなると言われるようになりました。その根拠は平本らの論文にあります。
要約すると
目に紫外線UV-Bをあてると、肌を黒くするメラニン細胞を刺激するホルモンがたくさん作られて、全身の肌を黒くする。
皮膚に直接紫外線があたらなくても、目から入った紫外線で日焼けしてしまう。
ただし、これはマウスを使った実験で解明されたことです。マウスをつかった実験で起こったことが、人間でも同じように起こるとは限りません。人間でおこなった実験ではないので、人間には関係ない、と言っている方もいます。人間の目に紫外線をあてて皮膚が黒くなるか実験することは、ほぼ不可能なので人間に影響があるか答えがでることはないと思います。
ただし、目に紫外線があたることで忘れてはいけないことがあります。
それはもちろん”目”
紫外線は”目”自体にも影響があります。紫外線の刺激によって、ドライアイや眼痛などの症状を引き起こします。さらには、白内障や黄斑変性など眼疾患の原因にもなります。WHO(世界保健機構)は白内障の約20%が紫外線が原因であると報告しています。
私の現在の見解(あくまで私個人の見解です)
マウスを使った実験で、目から入った紫外線で日焼けすることがわかっている。人間には関係ないと言う人もいるが、関係ないという根拠がない。
さらに、紫外線は眼疾患の原因となる。
なので、肌を黒くしないため・目を守るため、”目の紫外線対策”を推奨します。
紫外線が強い夏の時期はUVカット機能付きのコンタクトレンズやサングラスで紫外線対策しましょう。
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