木谷ドクターブログ

2023/03/20

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オーガニック・天然成分はカラダに良さそう

オーガニック・天然成分(天然由来成分)と書いてあると、体に良さそう、優しそう、って私も思っちゃいます。

 

『オーガニック』とは農薬や化学肥料を使わない有機栽培のこと

『天然成分』とは科学的な処理をせず自然の軟化に存在するものから抽出した成分のこと

 

やはりオーガニック・天然成分って良さそうですね。

 

ですが、日本ではオーガニックや天然成分について明確な基準がないため少しだけオーガニック、少しだけ天然成分でもオーガニックや天然成分と表記できてしまいます。(国によっては厳格な基準があるところも)

 

天然成分と言われると、なんとなく良い印象をうけますが本当にそうでしょうか?自然界には生命に非常に危険な毒も存在します。

 

資生堂のQ&Aに『合成された成分よりも天然成分の方が安全なのですか?』という質問への回答がありました。

資生堂の回答は『天然・自然のもの、植物由来は安全で、合成は肌に良くないとイメージする方がいます。しかし、かぶれを引き起こす”うるし”のように、天然成分の中にも明らかに危険な成分があります。原料に含まれる成分の詳細がはっきりしてないものが多い天然成分に比べ、合成成分は詳細がはっきりしています。そのため、肌に良くない成分を取り除くという点では合成成分の方が安全性が高いと考えられます。』

 

わたしも同様の考えです。

天然成分では抽出する際に、かならず不純物が混ざってしまいます。その不純物でアレルギーを引き起こす可能性も考えられます。

 

道路に生えている『雑草・道草』これもオーガニックで天然です。

 

 

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