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2023/05/1
たるみ治療で定番のハイフ(HIFU:高密度焦点式超音波)に経済産業省から注意喚起がでています。
2017年に独立行政法人国民生活センターがエステサロン等で皮下組織に熱作用を加え危害を及ぼすハイフ施術をうけないよう消費者へ注意喚起を行い、それを受けてエステティック業界の主要団体はエステサロンでのハイフ施術禁止の注意喚起を団体会員におこなっていました。しかし、これらの団体に未加入のエステサロン等が多く、現在でもハイフが多く行われ、健康被害が増加していました。
調査報告を受け経済産業省は2023年4月19日付で注意喚起をおこないました。
下記、経済産業省の発表です。
消費者安全調査委員会は、令和5年3月29日、「消費者安全法第23条第1項の規定に基づく事故等原因調査報告書」を公表しました。報告書では、経済産業大臣への意見として、HIFU施術は人体に危害を及ぼすリスクが高い施術であり、施術者が法規制で限定されるのを待つことなく、エステティック業界に対して早急かつ広範に注意喚起を行う必要があることについて指摘されています。
これを受け、経済産業省では、エステティック関連団体と協力し、関係事業者に対しHIFU施術の危険性について注意喚起をいたします。
https://www.meti.go.jp/press/2023/04/20230419003/20230419003.html
消費者安全調査委員会の報告では神経障害、熱傷などの事故が起こっており、エステサロンやセルフエステで使用される機器とクリニックで使用されている機器との間で照射箇所の温度を上げる能力に明確な差は見られなかったとしています。これは非常に危険です。ハイフは熱エネルギーを組織に加えることで効果を得るのですが、熱で神経や皮膚などの組織を破壊してしまう可能性があります。正しい使い方をしなければ副作用だけが現れてしまいます。
ハイフはガン治療に開発され、それを応用し美容治療に使われるようになったものです。正しく使えば有用で安心して受けることができますが、医学知識がなければ非常に危険なのです。
ハイフは医療機関で受けることをおすすめします。
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