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2023年第7弾　FGFは手にも有効！

曽我部総院長とのオタク会議で出た『手』の話題。

院長先生が
「手！！手やりましょう手！！手のFGF!!」
とエキサイトして指差した先には、私のゴツゴツと骨張って血管が青く浮き出した、浪費癖のある妻とニートの子供に全てを吸い尽くされて抜け殻になったオッサンのような手。

大事なことなので繰り返して書かせていただきますが、院長先生、こう言いました。

「19歳のころからそんな手なわけないじゃないですかー！」

「そんな手」
「そんな手」
「そんな手」

そうです。
私の手はそんな手なんです。
巨大で指も長くて骨張っていて節が高くてゴリゴリしていて関節がシワシワだし、手の甲の骨と血管の浮き上がり具合なんてもう、ほとんど亡霊かミイラのレベルです。

その手がどうなるんですって？
FGFって顔の若返り施術じゃありませんでしたっけ？

「いやいや。手にももちろん適用ですよ！その手が超絶きれいな20歳・・・とは言いませんが25歳ぐらいの手になります！」

そこで5歳の誤差が生じることへの疑問はともかくとして、ほんとですか25歳の手になるんですか！

「なりますよ！絶対500パーセントご満足いただけます！」

『そんな手』呼ばわりしておきながら妙に丁寧な言葉遣いなところも気になりますが、それはひとまず横に置いておいて、そんなに先生が言ってくださるのなら信じます！
25歳の手になれるならばぜひぜひやってみてください！

「じゃあ明日手のFGF、やりましょう！」

お刺身を食べながらザ・行方不明ズ、盛り上がりました。

さて翌日。
クリニックに出かけていくとスタッフのみなさんが
「あっお疲れ様です！」
とニコニコ笑顔でお出迎えしてくれます。
いつも思うんですが、ルネッサンスの皆さん、本当に可愛らしくて元気で明るくて素敵です。
私みたいなオッサン手のおばさんにも、本当に優しくしてくれます。
ホワエ〜と良い気分になったところで処置室に案内され、
「はいどうぞ。横になってくださいねー」
と言われましたが、えっ？手なのに？ベッドに横たわるんですか？

「そうです。どうぞ」

と院長先生に言われて大人しくベッドに横たわりました。

いや。
真面目な話、ヘタすると待合室とか廊下で立ったまま処置するのかと思ってました。

「そんなわけないじゃないですか！」

あっそうか。

看護師さんとスタッフの女性がベッドの両側に手を置く枕のようなものを設置してくれたので、その上に手をペタコンと置きます。

私の右手側に座った院長先生が改めてまじまじと私の手を見て一言。

「うーん。これは入れ甲斐があるなあ」

そうですよね。
本当に骨と血管が浮き上がってるし、親指の付け根のあたりなんて穴があいてるのかと思うぐらい落ち窪んでますよね・・。

「この血管が見えなくなるってことはないですけどねー。太くて青い血管」

太くて青い血管てああた…。
まあ、はい、わかりましたよ。元々骨張った手だったけど、加齢とともに落ち窪みが激しくなった手ってことですよね。
それはもうほんっとに顔と同じですね。
若い頃はふっくらツヤツヤだった手や顔が、ゴリゴリゴツゴツになってあちこちに陰影ができてしまったというわけです。

「そう。つまり若返りっていうのは陰影を無くすってことでもありますからねー。はいじゃあ行きまーす」

事前に麻酔クリームを塗りたくりサランラップで巻いていただいていた手にプスプスプスと注射針が入る感触。でも全然痛くありません。

「うーん…すごく綺麗な手になってますよー」

えっもうすでに？

「いやまあFGFは当日の夜には一旦元に戻っちゃうんですけどねー。そこから2ヶ月かけてふっくらしてきて完成ですからねー」

そうでした。顔面FGFもそうでしたよね。
じゃあ私の手も2ヶ月後にはふっくら25歳に！

「なります！」

両手に大量にFGFを注入していただき、完成した手を見た時はさすがにびっくりしました。
骨と骨の間にあった洞穴が全てふっくら。
当日夜にはもとに戻っちゃうって言うけど、2ヶ月後にはこんな感じになるんだったら超ハッピーです！

「もしかしたらこの感じだと、2ヶ月後にもう一度注入したほうがいいかもしれないですけど、まあとにかく2ヶ月後を楽しみにしてください！」

院長先生、満面の笑みで自信200パーセント！

それにしても私のような老け手の人がそう多いとは思えませんが、手にFGFを希望されるクライアントさんっていらっしゃるんですか？

「もちろんいらっしゃいますよ。人に手を見られるご職業の方とか、皆さん本当に大満足してくださってます」

なるほど。人前で手元を見られる職業って多いですよね。
音楽家とか司会者とか歌手とかも、常に手元を見られるし、作家の先生だってサイン会で手元を見られるし。

なるほどなあ。
意外なところに需要があるんですね。

そしてこれを書いている今。
たしか施術していただいてからまだ２週間半ほどですが、毎日本当にあのゴツゴツのゴリゴリの血管浮き出まくりのゾンビ手が、徐々にふっくらしてきているんです！
びっくりしますよこれ！
手がふっくらして、気分もすごく上がっています。嬉しいです。
それに手がこういう感じなんだったら、顔面もあちこちに入れたらめちゃ若返るのでは！？とさらに希望が膨らんでいます。
ほうれい線とか目尻とか、あちこちに入れまくりたい…。

FGFは細胞因子のなんちゃらかんちゃら（調べずに書くな）を注入するので、効果持続性も抜群。
だって自分の細胞が赤ちゃん細胞から生まれてくるわけですから、私の場合年齢的に今いれたらもう死ぬまでそのままでいけるんじゃないかなという気がしています。

私の手。どうなるか。また2ヶ月後の完成時点でレポします。
めちゃくちゃ楽しみです！

そして手がこういう経過になり、ん中の人の妄想はいやが上にも盛り上がり、院長先生にまた質問の嵐です。

「先生！肘がボロボロでなんか色もドス黒くなってる感じがするんですけど、どういうことですか！」

そんなことを僕に聞かれても。
とは絶対に言わない先生。

「あーそれはですね…」

どんな問題にも必ず解決策と希望を提示してくれる院長先生。
次はどんな作戦が！？
待て、次号！

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