コラム 中の人

教えて院長先生シリーズ -5-

またもや1週間に2回アップという規則を勝手に破り、どこかに雲隠れしていました『中の人』。
実はニューヨークでクリスマスツリー見てました。
本当にクリスマスツリーを見るためだけでニューヨークに行ったわけではありませんが、3年ぶりに見たロックフェラーセンターのクリスマスツリーは本当に巨大で死ぬほど美しかったです。
さ。
今日もクリスマスツリーだけじゃなく、私たちのビューティーもエンジョイできるよう、院長先生に詰め寄ってみましょう。

質問:先日テレビを見ていたら、昔昔の事件を追いかける番組をやっていたんです。その内容が『美女保険金殺人犯の逃走劇』というやつで、殺人犯が整形を何度も繰り返しながら逃走を続けたと言う話でした。美女だったのは犯人であり、殺されたのは哀れな男たちだったようですが、その美女は逃げるために整形手術を繰り返していたというわけでして、子供の頃そのニュースを見た時はなんとも思わなかったんですが、今になって改めて、そのニュースをみると「え?そこまで整形で顔って変わるんですか?」という疑問がむくむくと持ち上がってきました。

院長:
はあ、そうですか。(中の人が何を言いたいのかさっぱりわからない感じ)

中の人:本当に?そんな、そこまで、そんなに親兄弟でも区別がつかなくなるぐらい顔を整形で変えるなんてことが可能なのでしょうか?最近流行りのオンライン漫画『復讐劇』的なストーリーも、浮気して別れた夫に復讐するため、この世のものとは思えなほどのブ●が整形をして女神かと思うほどの美女に生まれ変わる、というストーリーものが横行していますけど、本当に?マジで?できるんですかそんなこと?

つまるところ、一般人の私たちがそんなに顔面の造作を変化させるなんていうことは現実的にはあまりないとは思うのですが、『生まれ変わったように』的な整形って可能なんだろうかという、あまりリアリスティックではない質問です。すみません・・・。
まあこれの派生した質問が「広瀬すずみたいな顔にしてください!」というオーダーは可能なのかな?という、そこらへんに行き着きます。

院長:なんかそういう事件が実際にもありました。ドラマ化もされましたが、1982年に愛媛県松山市で起きた事件です。犯人は美容整形を繰り返し全国を逃走しましたが、結局公訴時効になる数週間前に逮捕されましたけどね。この事件の時は『美容整形』というものが大きく取り上げられました。
さて今回のご質問は、『顔をどこまで変えれるか』ってことですね。

中の人:いや。そうなんですけど。先生、めちゃお詳しいですね、この事件について。

院長:(中の人のリアクションは完全無視)
例えば、二重まぶたの手術を例に上げるなら、全くの一重まぶたの人が二重まぶたになると、瞳の上部に覆い被さっているまぶたの皮膚が奥に収納されることで、被さりが無くなり瞳が大きく見えるようになるわけですが、これだけでも人によっては『別人』のように見えるくらい大きく印象が変わることもありますね。

中の人:あっ。それわかります。私も学生時代の同級生が冬休みの間に二重まぶたの手術をしていて、休み明けに会った時、
「えっ。あれ?なんかすっごく綺麗になった!?」
と戸惑った記憶があります。別人に見えたというわけではないけれど、綺麗になった!恋をした?とか思いました。

院長:そうですね。一重まぶたを二重まぶたに変え鼻を高くして、それに合うような『映える』上手な化粧をすることで『別人』になれると思いますよ。まあ手術をしなくても、ある意味化粧だけでも十分変われるとは思いますが…ほら、よくYoutubeなんかで、どすっぴんからの超絶変身メイクする動画があるじゃないですか(笑)

中の人:『整形級メイク』というやつですよね。時々ゲエッと思わず声が出るほど顔面が変わって別人のような顔になるメイクを見かけます。あれは・・・あれはもうほとんど芸術かマジックの世界だと思います。そう言われると確かに目だけでも一重から二重に変えれば、あとはメイクでかなり印象は変えられますよね。
結局のところ、漫画やドラマで見るような「顔を変えて別人になって復讐する!」というあのレベルの整形は可能なのかしら?
あ、あと!好きな芸能人の写真を元に「この顔にしてください!」ということが誰にでも可能なのかしら?(いい加減しつこい)

院長:顔の特徴や個性は、ほぼ頭蓋骨の形によって決まるんですよ。統計学的データをもとに『復顔』という技術で頭蓋骨からある程度生前の顔が復元できるんです。
特殊なメイクなしで、顔を整形だけで『別人』であるかのように変えるためには、基本的には頭蓋骨格の改変が必要ですね。削ることが可能な部位は骨を削り、高くしたい部位は骨の表面にヒアルロン酸等のフィラーやシリコンインプラントで補填するということをすれば、理論的には別人のような顔に変えられるはずです…が、削ることができる量には当然制約がありますし、インプラントは常に感染等のリスクも伴うので、大きなインプラントを入れることは実際には勧められるものではないんですよ。
たぶん、原型がわからないほど『別人』になるためには、やはりある程度メイクの力を借りるのが現実的ですし、何より安全です。ただ単に『別人になりたい』っていう希望は、僕も長年美容外科医してますが聞いたことありませんね~。もし居たとしたら、何やら犯罪の匂いがぷんぷんしますね(笑)。
やはり普通は、その人が理想とする芸能人のような顔になりたいっていうパターンしか有り得ないような気がしますね。

中の人:ううーむ。やっぱりそうなんですね。頭蓋骨の形を変えるなんて、本当に大掛かりでこわいですね。それでも実行しようとしたら、本当に犯罪の匂いがぷんぷんですね。

院長:でも、全くの他人がある特定の人の顔になる場合、顔の骨格を似せることから始めないといけないので、これも現実的には無理なんです。僕は、まれにそういうご希望のお客様が来られた際に、「今回の人生だけは現状のお顔で我慢してくださいね。そして生まれ変わった時に、その理想のお顔になれるよう祈りましょう!!僕も一緒に祈ってあげるから。あっ、でも人間に生まれ変われるかどうかは、今回のあなたの人生の功徳次第だけどねっ!!」って満面の笑顔で答えてお客様の夢や希望を粉々に打ち砕いちゃってます。

中の人:いや・・ちょ、院長先生・・・・

院長:でも、もともと他人の空似ってやつで、とある芸能人に既にある程度似てる人とかっているじゃないですか。まあそういう場合であれば、すでに顔の骨格が似ている場合が多いので、目元や鼻のちょっとした処置を追加するだけで、さらに似せるってことはできるかもしれませんけどね。

僕は、現実的に『将来の安全面等』を考えると、顔はマイナーチェンジはできても、フルモデルチェンジはできないと考えております。フルモデルチェンジは生まれ変わった時にしかできないってことです。僕は次生まれ変わったら、トムになれるよう祈っておこうかな(笑)あっ、毎度のことだけど猫のことじゃないからね…でも神様が勘違いして、猫に生まれ変わったらどうしよう…まあその時はその時でジェリーを相手に追っかけっこするよ(笑)

中の人:(出たトム愛!もうここはスルーしかない)
いやー。
やっぱり全然違う顔に…
なんて注文は色々な意味であり得ないんですね。
確かにメイクの方が現実的。
メイクでも、顔全然違うやん!
ってなってるインスタグラマーも沢山居ますよね。
生まれ変わりに期待しましょうって言われても、私は100%納得できませんけど!笑

院長:あーそうですか…はははは(笑いが乾いている)

中の人:あっあともう一つ!二重まぶたの種類は、個人の好みで「平行型にしてください」とか「末広にしてください」とお願いしたら、その通りにできるものなのでしょうか。それとも「あなたの目では末広は無理ですよ」ということもあり?

院長:東洋人の場合、蒙古襞(もうこひだ)が内眼角に覆い被さってることが多いんで、『自然』な二重まぶたを形成するなら99%『末広がり型』になります。二重まぶた手術単独で平行型にすると、一般的に二重まぶたの幅を思いっきり広げないといけないので、極めて不自然な目元の印象になることが予測されます。『末広がり型』『平行型』に拘らず、他の人が見た時に『その人のお顔に最大限に似合う自然な二重まぶた』を望まれることが、手術成功への王道だと考えます。

中の人:うーんなるほど。中の人は実は今時の流行りの『平行型』ではなく『末広型』が好きなんですけど、院長先生によると私の目では末広型は無理なんだそうで・・・。いやー!人生うまく行かないな!!笑

院長:あーそうですねー(乾いている・・・返事が全て乾いている・・・)

中の人:そうだ。ちょっと今思いついた質問ですが、エクストーシスって数年でまた新たに糸を入れると、効果が少しずつだけれど積み重なっていくというお話でしたよね?でも私ちょっと思ったんですけど、既に入れた糸の上の部分をちょこっと穴開けてグググッと引っ張ったら、また入れたての時みたいにキュウッと引き締まる、ってことはないんですかね?都合よく考え過ぎ?

院長:そうなんですよ、既に入ってる下側の糸を『上側への新しい糸』で引っ張り上げることは理論上可能です。でも、意外に前回入れた糸を発見しにくいものなんですよ〜。上側の既存の糸はリサイクルは現実的に無理なんです。
なので、毎回新たな糸を追加して、『前回の糸によって残った10%の効果』をベースにしてさらに引き上げることが最良の方法だと考えております。

相変わらず、質問があっちこっちに飛び火して、院長先生の回答を振り回しています。
あ。院長先生の回答もしまいにネコとかトムとかに飛び火して訳のわからないことになってますね。

でも、中の人、だんだんわかってきました。
院長先生がルネッサンス美容外科院で伝えようとされていることは
『自然な美しさ』
『無理のない若さ』
『緩やかな美』
『自分らしさを大切に』

ということなんですね。
私は生まれ変わった時はもう違う人になっているんだから、その人生に期待することは何もありませんが、今最高に幸せにいるためには自分を好きでいることだな。
と院長先生のトム愛と一緒に、しんみりと心に沁みました。

もうそろそろ年末ですね。時の経つのがあっという間でびっくりします。
Merry Xmas and Happy New Year Everyone!
来年も皆さんが、自分の大好きな自分でいられますように。

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