コラム 中の人

あけましておめでとうございます！
新年早々労働意欲満々の『中の人』です。
『ニューイヤーリゾルーション』
そう、新年の誓いは皆さんもうたてられましたか？
中の人の新年の誓いは
＜１＞今年こそ週２回コラムアップを死守する
と、
＜２＞腹八分目
です。

アメリカでもとりわけロスはハリウッドセレブが多く住む街。
ハリウッドセレブといえば、美容整形と精神科（？え？）ですよね。
実際、私が住んでいた街おビバリーおヒルズには、美容整形外科と精神病院がずらずら並んでいました。
かのブリトニー・スピアーズが何度も運び込まれたハリウッドセレブ御用達の精神病院が車で10分ほどの場所にあったので、ちょっと見学に行こうかなと思ったほどです。

精神病院はまあともかくとして、せっかくロスに住んでいるのだから、美しいハリウッドセレブの整形事情はどんな塩梅かこの目で見てみるのはどうだろう。
数年前に立ち寄った時、ロスの美女率にびっくりしたことをよく覚えています。
ブロンドで超絶スタイルが良くて長身でいい匂いがする美女がそこらじゅう売るほどいたんです。
道端の新聞自動販売機には『セレブの自宅地図』が五ドルで売られているような街ですからね。
その地図を買って電気バイクでセレブの自宅を回ってみようか！もしかしたらキアヌが家から出てくるところに遭遇するかもしれないし！（キアヌは美容に関係ない）

我ながら良いアイデアだと思ったのですが、せっかく住んでみたロスは結構なカオス状態で、ちょっと美容整形どころじゃない雰囲気。
一年を通して気候が良いこともあり、そもそもホームレスが多く住むことで有名なロスですが、あのビバリーヒルズでさえも高級な一角から少し外れると、ホームレスたちが路上生活をしているエリアにドドンと遭遇してしまうような状況だったのです。
えええー。ビバリーヒルズなのに、ホームレス？
それに、なんか歩いてる人たちが普通。
普通というよりむしろ、暑いのに小汚いダウンジャケットに短パン・ビーサンを合わせている白ヒゲの変なおじさんとか、注射器をふりまわしている若い男とか（危ないやん！）、あとはまあここは結構癒されましたけど老人ホームのお年寄りと介護士さんのお散歩姿とか、あれ？なんか思ってたのと違う？
そういう私も多分純然たるアジア人が少ないビバリーヒルズでは異端だったのか、お昼ご飯を買って紙袋をぶら下げて歩いていると反対側を歩いていたおばあさんに
「ちょっとそこのあなたー！あなた、フードデリバリーしてくれる！？」
と声をかけられ、必死で否定しなければなりませんでしたけどね。

以前のロスなら、道を歩けばもれなくお金の匂いがする整形美女に出会うという印象だったので、うわー今こんな風なんだ、と結構ショックでした。
かの有名なロデオドライブにも行きましたが、コロナ前にこのエリアを席巻していた超ウルトラナイスバディの整形美女（いや。ナチュラル美女かもしれないけど。知らんけど）たちの数は激減。

高級ブランドショップは予約制で店内はがら空きだし、軒を連ねる高級レストランも、音楽がガンガン鳴ってブイブイノリノリだったストリートも人気が少なく音楽も無し。
とはいえ、そこは流石のロデオドライブ。
ちらほらと見かける人々は、黒づくめの中高年男性とブロンド美女という組み合わせで、皆さん判で押したように女性の方がはるかに長身で、おじさんがその美女の腰に手を回して闊歩していました。おじさんからはお金臭だけでなく、強烈なコロン臭。

しかし作られた美とはいえ、ブロンド美女たちのその完璧な美しさよ。
オムネはパーンと張っていて、どんな姿勢を取ろうともその形が崩れることはあり得ないことが見て取れます。
昔マイアミビーチで見かけた女性たちもこんな感じだった。ビキニ姿が超絶美しかった。
自分がそういう形になりたいかというと、あそこまではさすがにどうかな・・・と思わなくもないですが、その辺りはまあ、カルチャーの違いからくる価値観の違いですかね。
昔デートしたことのある億万長者（イタリアンイギリス人）は、新しくできたガールフレンドに
「オムネをプレゼントしたよ！」
と教えてくれたことがありました。
何を言ってるんだ！
と思ったら、豊胸手術をプレゼントしたらしいです。
うっわー・・・そうですかあ・・・
と絶句しましたが、最近自分の体のあちこちがゆるんでたるんで下がってきたのを見るにつけ、うーん、私にも誰か億万長者が引き締まったオムネとオカオをプレゼントしてくれないかなあ、とちょっとだけ思います。
院長先生にお聞きしたら、絶対こう言われるのはわかってるんですけどね。
『人間、年齢なりに見えるのって素晴らしいんですよ。年齢なりの美しさを身につけましょうねー』
って。
はいはい。
わかりました。
はいはい（全然わかってない）。